12 滑り込みセッション

8月5日 いよいよ今日が今回の旅の、ジョグジャカルタ最後の丸1日なんだけど、疲れていて昼くらいまで寝ていた。ちょっと胃がしんどい。テルリさんが家にいるのにドアの向こうではなくメッセージアプリで「ソトアヤムあるからね」と声をかけてくれて、やっと…

11 疲れと汚れと一緒に変わる

8月4日 ジャカルタ滞在最後の朝、昨晩明け方まで起きていたので当然のように全然起きられなくて、約束の時間を過ぎてジュンさんがドアを叩いて起こしてくれるまで寝ていた。心底ギャァァって感じで飛び起きた。ここにきてから寝坊してばかりで恥ずかしい。大…

10 野暮でも

8月3日 朝、今日も天気が良い。寝坊こそしなくてちゃんと約束の時間には庭に出られたのだけど、2日前のマフィンをやっと今朝食べた。傷んでないかなとちょっと思ったけど大丈夫だった。アイが温かいお茶をくれて、それを飲んだのだけど時間的にもう行かない…

9 食べたり買ったり会ったり

8月2日 朝はわりとノンビリ起きた。昨日までの疲れもあるだろうし今日はタイトに予定を詰めないことにしていたから、午前中は部屋でひとりでダラダラしていた。ドアの向こうからジュンさんの声が「パン置いとくよ」と聞こえ、けっこう二重三重にギクッとして…

8 違う街

8月1日 朝、ちゃんと起きられた。網戸もガラスもない、アリスブルーに塗られた木の窓を、すぐ閉めるので片側だけ開けた。天気が良い。でも体調はベストではない、寝不足が続いている。 顔を洗って紅茶をいれて、冷めていい温度になるまで着替えたり、昨日洗…

7 もっと話がしたい

7月31日 2時間睡眠になってしまったけどホテルのベッドで寝られたおかげで体はだいぶ回復した。隣のベッドで寝ていたムティアが声をかけてくれて目が覚め、とっさに「何時?!」と聞いて、しかし答えてくれた彼女の言葉を勘違いし、時計を確認しないまま寝坊…

6 第2章の終わる明け方

7月30日 朝、「遅くとも9時には起きよう」といってかけていたアラームで起きた。それまで爆睡していたっぽい。 一緒に寝ていた2人はわりとサッサと行動開始していたのだけど、わたしはなんだか体がグッタリしていた。寒いし、でも水を浴びなければ…と心の中…

5 雨と霧のなかのチル

7月29日4時くらいにやっと寝たのに、7時半くらいに目が覚めてしまって、もう一度寝ようとしたけど寝られず、しばらく目を閉じてじっとしたりしていた。とにかく埃っぽくて、そのせいで喉が痛かった。マスクはしていたけど、寒いし床は硬いしで、かなり消耗し…

4 フェスティバルサバイバル

7月28日ちょっと寝坊したけど、今日は帰ってこないつもりの荷造りをして家を出た。帰るつもりで買ってしまっていたドラゴンフルーツとキウイを慌てて食べて、食パンは冷凍庫に入れた。ちょっと大きい荷物(リュックとバッグ)をしょって、徒歩で20分くらいの…

3 徒歩によい涼しい日

7月27日 今日はそれほど寝坊ではなかったけど、あまり時間を決めた予定もない日だったので、ベッドでノンビリ昨日の日記を書いたり、朝ごはんに食パンを焼いたり(フライパンで焼いたら加減が分からなくて焦がした)ストレッチや身支度を丁寧にやったりして…

2 バイク移動につぐ移動と帰宅

7月26日寝坊した。起きたら10時とかで、少し慌てて支度をした。でも朝ごはんはのんびり食べた。昨日の晩にコンビニで買ったパパイヤと、いただいた屋台の揚げ物と、お米の茶色い羊羹みたいなお菓子を食べた。ココナッツウォーターも飲んだ。ココナッツの具が…

インドネシア1 移動

7月25日日本から飛行機に乗って、インドネシアのジャワ島の、ジョグジャカルタに来た。初めて1人で海外に行くので、早朝からけっこうハラハラしていて、リアルに自分の心臓の音がうるさかった。胸と腹のあたりをドクドクと血が流れていくのを感じた。そんな…

床からの雑感

わたしは、床のことが好きみたいだ。 好みのタイプがあるし、しょっちゅう気にしてしまう。 床にはいろんなものが置けるし、人も立ったり座ったり寝たりできる。 一番安定していて可能性の開かれた場所だと思う。それなのに、一番「低い」というだけで、見下…

言葉を歌う感覚のこと

もうひと月近く前のことだけど、友人と話をしていて、言葉の、発語の時の認識みたいな感覚を再確認することがあった。 わたしは歌を歌ったり、詩を読んだりすること、言葉を発することをしばしばやっていて、それを日々の根本的なモチベーションにしている。…

わざとの確かな眺め

歯磨きをする時、洗面台に付属している鏡の両脇にあるプラスチックの棚を眺めていることが多い。 プラスチックの棚はだいたい同じ大きさのものが左右に二つずつ、上段、下段、というふうにわかれて、計4つだ。 左上は、イソジンと保湿クリーム 左下は、化粧…

鼻とリンゴ、耳とゼンマイ式の出会い

昨日、夜遅くに家に帰ってきた時、甘いにおいがした。 原因はよくわかっている。その日、家を出る前にリンゴを煮て食べたのだけど、はちみつを少し焦がしてしまった、あの残り香だ。鍋は洗ったのに、においはまだ残っていた。いやではない不意を突かれた。 …

冒険の咀嚼、作品の感想

イッキに東に帰ってきた。 行きで贅沢に新幹線を使ったし、予定を急遽変更したので、とにかく安さを優先して夜行バスで帰った。10時間も乗るとやっぱり脚はむくむし尻は痛くなるし、新宿に着く頃には空気も身体も冷え切ってしんどかったけど、昨晩1時間くら…

まぬけな始まりかたの冒険

結果オーライなのだけど、一人旅になった途端に大きな失敗をした。 昨日、岡山芸術交流を観るつもりでワクワクで到着したのだけど、なんと「月曜休館」だった。ちょっと自分がバカすぎて動揺した。 「????」となったまま、なぜかクリームぜんざいを食べ…

東海道新幹線の旅 2

今日もさらに西へ向かう。 昨日は、大阪からぐーっと日本列島を真北へ向かう特急列車に乗り、兵庫県の日本海側にある出石というところに行った。海沿いではないけど、山を越えて日本海側だ。 出石には、永楽館という、現存するものでは日本最古といわれる劇…

東海道新幹線の旅\x87@

西に来ている。 いつもよりも少し遠くに出かけると、いる場所の位置関係を東西南北で形容するのが不自然じゃなくなる感じがあって、これが好きだ。 東京から乗った東海道新幹線で、右手に富士山が見える区間があった。最初に見えた時は頂上付近が白く冷えて…

面としての命

少し長めの旅行に出るので、部屋で世話している観葉植物を3つ、人に預けた。そのうちの1番大きい木、といっても鉢をいれても20センチくらいの高さの、小さなガジュマルに関して。 そのガジュマルは、春に、引越し記念みたいに買ったものだ。丈夫だから育て…

手料理へのいばら道

付き合って5年になる恋人がいる。 出会って1年めの頃、彼は初めての一人暮らしを始めたばかりだった。確か、料理をしたことがあんまりないと言っていて、自炊に関しては、一応食べられればとりあえずなんでもいい、という人だった。お金は他のもっと大事な活…

日記 2016/06/06

曇り。気温は少し低く、半袖だと寒い。少し風が吹いていた。 遮光カーテンを閉めて寝ていた。昼過ぎに目が覚めた。 昨日まで、五日間毎日本番があって、とくに土日は一日に二回の公演で、たいして体を動かしていたわけでもないが疲れるには疲れていたみたい…

ようやくきた朝

昨夜の話。 23:30 いつもより早く布団に入る。目を瞑って過ごす。明日は、さっき作った茹で卵を持って行こうとか、朝ごはんはあれを食べようとか考える。 00:00 眠れないことがわかったので、やはりいつも起きている時間には寝られないんだと思って、ロウソ…

木片に思う

箸を替えた。 引っ越して食器を新調したときに新しい箸を買ったのに、なぜか古い箸を引っ越してからも使っていたのをようやく捨てた。いいかげん古くなって傷んでいるのが気になっていたので、特になにかあったわけではないけど、替えた。3膳あったのを全部…

ゴキゲンに

アレルギーというわけでもないし、香りも味も好きだけど、自分の胃と相性が悪いようで、たくさん摂取できない食べ物が、わたしには二つある。バターとコーヒーだ。 バターはまだ勇気が出なくてクロワッサンやデニッシュなんかは食べるのが少し怖いけど、コー…

3週目の雑感

朝、水道屋さんのチャイムで二度寝から覚めた。 最近ぜんぜん朝起きられないのを、花粉症の薬のせいにしているけど、昨日、健康診断で「血圧低めですね」と言われた。それなのだろうか。うーん? 水道屋さんは、よく日に焼けた肌の、クマのような大きな人だ…

日記 2016/04/10

曇り時々晴れ。日中はわりと暖かく、夜になって少し冷え込む。暑いかと思ったけど、終電間際の帰り道にはマフラーと帽子が正解だった。 さっき食べたものが胃の中に存在感をもっている。豚肉、ホタルイカ、モツ、パスタ、ワイン、かりんとう、その他… 昨日か…

今年のお月見

 十五夜だった。月がとてもきれいに見えた。 わたしはその日は福島県いわき市にいて、決して都会ではないところというのもあってか、本当にツーンとした丸い月がはっきり見れた。 夕方6時ごろ。さっきまで明るかった空がぐんぐん暗くなってやがてすっかり…

あんず飴までの長い道のり

あんず飴までの長い道のり あめせんべい、というのがある。 長野出身の友人が教えてくれた。 薄くのばした飴のカタマリで、 飴のようになめるというよりは、 煎餅みたいにかじって食べる。 バイト先で、近所のおじさんが 「頑張ってるなあ!!」といって い…