2023-01-01から1年間の記事一覧

喧嘩も未来も言葉から

わたしは寒いのが本当にニガテなので、この季節は「楽しく過ごす」を目指すよりももっと手前の「落ち込まないようにする」でいっぱいいっぱいだ。加えてなんだか涙が出るほど忙しくて、溺れかけているような、坂を足任せに駆け降りているような感じで、自分…

「夏の最後」と「この秋最初」の混じる道

最近ちょっと贅沢な息抜きをするようになってしまった。家で色々やることがある時に、おもむろにiPhoneだけ持って家を出て、交差点を渡ったところにある近所のセブンイレブンに行き、そこでコーヒーだけ買って帰ってくる、というものだ。ペイペイがあると財…

ひと思いに腐ってくれ!

先日、自分が働いている事務所に向かう廊下の一角で、手作りの何かが腐っていた。 それは、パンのようなものだった。のようなもの、と言わざるを得ないほど、もとの色や形が分かりにくいレベルでカビだらけになっていた。おそらく誰かの手作りか、パン屋で買…

すっきりしたロン毛

最近、こだわり方とかカッコつけかたの重心が変わったような解放感がある。気分がすっきりしている。これはもしかしたらある種の諦めなのかもしれないけど、取り繕うようなことが減った。例えば、洗濯して干したハンガーのまま部屋にぶら下がっていたのを適…

長いツイートのようなもの2307

このブログをせめて毎月1回は更新しよう、となんとなく自分に課しているのだけど、7月は、すでに6月から書き始めていた内容が複雑かつ重すぎて、書いて消してを何度繰り返しても全然書き終われなかったので、違う話というか、どうでもいいめの近況を一筆書…

バレる速さとわかる遅さの温かさ

わたしは、たぶん正直者である。嘘をつくのが自分でも驚くほど苦手だし、好きや嫌いや嬉しい!が、人にバレバレのことが多い。 正直者はしばしば、親しい人たちにそれを褒められたり面白がられる。正直だ・素直だ、というのは基本的に素敵なことで、誇ってい…

どんどろ人形との出会いと、「自分で作る」ということ

この春、伊豆半島の東のあたりの伊東という地域に出かける機会があった。思い切って前置きをぜんぶ端折るが、伊東には「東海館」という木造の古い建物がある。かつて温泉旅館だったという、かなり立派な建築物は現在は観光スポットになっていて、ここが面白…

いわゆる大胆

先日、久しぶりに転んで膝をちょっと擦りむいた。自転車で近所の商店街まで出かけて、持ちにくい形の荷物をなんとかしようとしたら荷物と自転車と体が絡まったようになって、バランスを崩し、大きな音を立てて自転車を倒して自分も転んだ。ズボンの下にタイ…

旨味の岬を呼べるか

最近、味わうことが自分なりにちょっと上達した。言葉が少し見つかって、以前よりも味覚の解像度が上がったような気がする。経験上、耳も目もこういうところがあるとわたしは思っている。身体とは別の次元で言葉も感覚器官を研いでくれるのだ、と思えば、身…